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ナマステ!

前回インド地盤の企業であるITCという企業を記事にしましたが、世界的にユニリーバが有名なのでユニリーバのインド支店であるヒンドゥスタンユニリーバについて紹介していきます。

ユニリーバとは

ユニリーバ(Unilever N.V./Unilever plc 蘭/英)はオランダとイギリスに本拠を置く世界有数の一般消費財メーカー[1]。食品・洗剤・ヘアケア・トイレタリーなどの家庭用品を製造・販売する多国籍企業。戦後から世界進出に積極的であり、現在世界180ヵ国以上に支店網を擁する。
イギリスのウィリアム・ヘスケス・リーバ卿(William Hesketh Lever)がウォリントンで始めた石けん会社「リーバ・ブラザーズ(Lever Brothers)」と、オランダのマーガリン会社「マーガリン・ユニ(Margarine Unie)」が、1930年「ユニリーバ」として経営統合した[2]。
wikipediaより

ヒンドゥスタンユニリーバとはムンバイに本社がある一般消費向けメーカーです。

ユニリーバ関係が株式の3分の2程度を握っています。

1933年にリーバ・ブラザーズ・インド(Lever Brothers India Limited)として設立され、1956年にユナイテッド貿易とヒンドスタン・バナスパチ製造と合併して、リーバ・ブラザーズ(en:Lever Brothers)のインド法人であるヒンドゥスタン・リーバ(Hindustan Lever Limited)が成立する。2007年6月に現在のヒンドゥスタン・ユニリーバに社名変更した。
所要商品は石鹸、洗剤、茶、コーヒー、乳製品、料理用油脂、果物、野菜製品、小麦製品、肥料、靴、絨毯など多岐にわたる。

BOP(ボトム(ベース)・オブ・ピラミッド)向けに商品を小分けにして低所得層に売り出したことで脚光を浴びてビジネスケースとして有名になったヒンドゥスタンユニリーバですが、主要なブランドとしては日本でも日常的に利用される石鹸のDove(ダブ)やスープのknore(クノール)、紅茶で有名なLipton(リプトン)、シャンプーのLUX(ラックス)、男性用シャンプーのAXEなどがインドでも販売されています。

 

上記の日本でもよく見かける商品以外に、インドで見かけるブランドがあります。
洗剤のActive wheel(大衆層)やSurf excel(ちょっと高級志向向け?)、石鹸のlifebuoy、スキンケアのFair&lovely、飲料用品のBrook bondシリーズ(TAJ MAHALの紅茶が有名?)、インスタントコーヒーのBRU、アイスクリームのKWALLITY WALL’Sなどがあげられます。外食ばかりなので使いませんが、Vimは食器用洗剤です。40以上のブランドを有しています。

2018年度の売上高は3.5兆ルピーです。
上記の洗剤のActive wheelやSurf excelや石鹸のlifebuoy、スキンケアのFair&lovely、飲料用品のBrook bondシリーズが各々200億ルピー以上を売上、その他DOVEやLUXなどが100億ルピー以上、インスタントコーヒーBRUやアイスクリームのKWALLITY WALL’Sなどが50億ルピー以上を売上を計上するブランドとなります。


石鹸やシャンプー、歯磨き粉、洗顔料、デオドラント剤等のパーソナルケア製品が売り上げ構成の半数近くを占めています。

衣類用洗剤や食器用洗剤、トイレ用洗剤等が売上構成の3分の1を占めています。

次いで飲食品で20%程度を占めます。

おなじ日用製品に関連するITCという大企業と比べてみると、ITCは食料品関連、ヒンドゥスタンユニリーバ(HUL)は飲料品や洗剤・トイレタリーといったように棲み分けがされているように感じられます。HULは花王のような企業な印象を受けます。日本にいるとあまりユニリーバを意識していなかったので改めて発見になりました。

5月29日現在のインド株式市場の時価総額ランキングを確認してみたところ、約3.85兆ルピーで上場企業で上から4番目の大きな会社でした。ITCが約3.5兆ルピーで6位となっています。

売上規模に対して時価総額が10倍近くなっており、将来性を見越しても過大に評価されているのではないかと思います。2012年の時期は1兆ルピー程度でしたが、3.5倍になっています。

モディ政権が選挙で勝利したことが好感され、さらに拍車をかけているように感じられます。今後は株価の見直しが起こるのではないかと思います。

以上ヒンドゥスタンユニリーバについての記事でした。

読んでいただきありがとうございました!ダンニャワード!

 

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