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ナマステ!

久しぶりに記事を書きます。

現在、転職活動をしつつも時間を見つけてはインドについて調べています。

日本になじんできているので、3か月もすればインドを忘れるかもしれません(笑)

帰国して3週間ほどになりますが、忘れないうちにアウトプットをしておこうと思います。

超オススメ

「インド人の「力」」山下博司

 

新書で薄いです。しかしながら内容は濃いです。チェンナイにあるマドラス大学、哲学高等研究所で博士課程を修了された方です。東北大学にてインド思想史・文化史、タミル文学を専門分野とされています。20年ほど前に日本で大ヒットしたインド映画「ムトゥ 踊るマハラジャ」をはじめ、インド映画の日本語字幕監修をされています。

インド映画「ムトゥ 踊るマハラジャ」はめちゃくちゃ笑いました。古い映画ですが、おススメです!

さて、脱線しましたが、インド経験豊富な著者がインド人の考え方や行動、逸話を日本やほかの国々と比較していてためになります。特に日本とインドの比較が参考になりました。

多くのインドジョークもあり、読んでいてためになります。

新書で800円程度で、kindleでも購入でき、読みやすいので、おススメのインドの本を聞かれたらイチ押しの一冊です。

「インド・シフト」 武鑓行雄


2018年に出版された本です。テーマはバンガロールです。副題で「世界のトップ企業はなぜ、「バンガロール」に拠点を置くのか?」にひかれました。

バンガロールに留学の際は必読でしょう。
正直なところ留学前に読んでもよくわかりませんでしたが、帰国後読み直してみたところ、目から鱗が落ちることが多くありました。よく見る地名だったり、学校のあるコラマンガラは
インド滞在中に読んでいたらよかったのに...。と思いました。
筆者はソニーの社員でソニー・インディア・ソフトウェア・センターの社長の経歴があり、2008年から7年間駐在経験がある方です。
2011年6月~2013年5月までバンガロール日本人会会長を務められていました。
(武鑓氏が日本人会会長がいたときはどのような活動をされていたのでしょうか。私がインド留学中、バンガロール日本人会会長にはお世話になりました)
インドのITがなぜ強いのかを分析されていたり、バンガロール在住者はご存知かもしれませんが、バンガロールの魅力やユニコーン企業などもこの本で解説されています。

ビジネスで有名すぎる大前研一さんからも推薦の言葉が本の帯に書いています。

バンガロールにお越しの方はぜひともおすすめできる本です。

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おすすめ

「沸騰インド」貫洞欣寛

これまた2018年に出版された本です。朝日新聞社に20年ほど勤務され、フリージャーナリストになられた方による本です。
ニューデリーに2014年から2016年に支局長をされています。
執筆をメインにされている方だけあって非常に読みやすかったです。

1章で日印関係、2章でモディ首相、3章でインド外交、4章で教育、5章でカースト制度、6章で日印関係、インドの将来という章立てで書かれてあります。

上記で紹介した本ではインド人の考え方、文化であったり、バンガロールやIT企業についてでしたが、この本ではインド社会、外交、政治に関する内容となります。
インドの日本との外交といえば、日米印の協力関係であったり、新幹線の取引などが思いつくとおもいますが、それらの内容の背景や詳細が書かれていています。
モディ首相の政治の内容、クリーンインディアやメイクインインディアなども書かれています。
2019年に再選されたモディ政権ですが、上記の政策を引き続き行うと考えられるので参考になるのではないでしょうか。

バンガロールに滞在する方であれば、興味が起きないかもしれませんが、インドの発展を考えるうえで参考になる書籍でしょう。

「新インド入門」田中洋二郎


著者は2005年から2007年にインドのジャワハルラール・ネルー大学大学院に留学され、卒業後独立行政法人国際協力基金に入職され、2011年から2016年までニューデリー日本文化センターに駐在されていました。

この本の特徴としてインドの統計が記載されていること、著者の留学時代の内容が記されており、インド文化、生活面について参考になると思います。

インド人には鍋で交流すると絶賛だったとか。「飲酒経験のない人が2011年の調査で9億100万人」だった、などのこんな数字よく見つけてきたなといった統計が数多くあります。

割とビジネスでは重要になってくるデータがあるかもしれませんので、気になる方は読まれてみたはどうでしょうか。
インドでは割と性的な描写が検閲でカットされているようですが、キスシーンやベッドシーンがない「セックス・アンド・シティ-」がインドでは上映されているらしいです。味気がなさすぎると著者は述べています。
この本を読んでみて、インド版「セックス・アンド・シティー」を見てみたいと思いました(笑)

インドで誘拐件数が多い理由なども社会的な裏事情も踏まえて解説してあるなど、面白くインド社会を理解することができます。

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番外編

「俺は、中小企業のおやじ」鈴木修

今やインドで見ない日はないであろうスズキ車。売上高も日本国内よりもインドのほうが多いスズキですが、売上高を3000億円だったのを30年間で3兆円にした経営者の言葉で書かれた本です。
製造業、自動車業は1円のコストダウンが生死を分けるという意味がわかりました。アルトで軽自動車市場を復活させたという逸話、スズキは昔から軽自動車が強く、コストダウンに力をかけていたということを知りました。
スズキといえばインドですが、ハンガリー名誉総領事であることも初めて知りました。オーナー経営の強さを再確認できる本です。
余裕があれば読まれてみてください。

「お金儲けは「インド式」に学べ!」野瀬大樹


公認会計士・税理士として活躍されている著者です。監査法人を退職し、ニューデリーでコンサルティング事業を行われているそうです。

インドと日本人の仕事観の違いを著者の経験を通じ、わかりやすく書いています。この本ほど仕事観、お金観に特化している本はないのでしょうか。
上記で紹介した「インド人の「力」」は全般的な印象ですが、こちらは仕事・お金面に特化しています(何度もすみません)
たとえば、よく言われる日本のスピード感のなさ(100点主義)とインドの60点主義の比較であったり、日本の完璧を求めて英語を話せない(話さない)こととインドの文法が無茶苦茶の英語との対比であったり、自分を押し殺す日本人と、自己主張の激しいインド人などの比較が多く、面白かったです。
日本でこの考えを実践するのは難しいかもしれませんが、仕事をするうえで気持ちが楽になるかもしれません。

余力があれば読まれてみてください。個人的にインドのコンサルティング事業についてのテーマについて知りたかったです。

最後に

以上インドに関する書籍を紹介しました。

他にも「インドとビジネスをするための鉄則55」などおすすめの本があります。
インドで生活をされる方はこういった本などを読むと、インド人の考え方、文化がわかり、生活がさらに面白くのではないでしょうか。

読んでいただきありがとうございました!

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