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ナマステ!

インドで滞在していて、物を買ったり、サービスを受けた後にもらうレシートを見ると税率が違うことに気が付きます。

生活の上で大きく税率が異なることがあります。授業料は18%の税金支払ったはずだし、なんであそこの店で食べたときは5%だったのに、別の店では12%払わないといけないのだ!ともやもやしたりすると思うので、インド事業者へのの理解のために記事にしてみました。

今回は、インドにおける日本の消費税のような税、
物品・サービス税(Goods and Services tax(GST))について記事にしていきます!
(税理士でも会計士でもないので、理解が不十分な点もありますので、ご容赦ください)

ちなみにインドには約13億人もの人口がいます。消費税としてインド国民・訪印客から徴収できれば、いくら税収ができるでしょうか?2018年のGSTによる税収は・・・

 

 

 

 

 

答えは約11.8兆ルピーです!日本円で換算すると約19兆円です!(2019年4月16日現在の為替相場は1ルピー=1.61円のため)(インドっぽく数字で表せば約11.8 lahk crore (1lahk(単位:10万) 1crore(1000万)です。毎月およそ1.5兆円税収があることになります。)

ほぼ日本の消費税と同じ規模です。

wikipediaからの引用です

https://en.wikipedia.org/wiki/Goods_and_Services_Tax_(India)

下記は2019年4月現在での税目になります。

基本的に品目によって5種類税率がある

0%、5%、12%、18%、28%の5種類です。(例外的に0.25%、3%(宝石類)等も存在しています)

0%:基本的な生鮮食品は課税されない

164項目以上ありますが、まとめると生きている動物類の売買(魚やヤギ、鳥類、昆虫類、馬は例外で12%)やフレッシュな果物・野菜類・豆類(コーヒー豆含む、ナッツ類は除外)は課税されません。(パッキングされていないもの)
一般市民にとっては優しいですね(比較対象として日本は例に見ていきます。日本では2019年10月から消費税10%に増税になるものの、軽減税率により8%になります)

勉強のため本を買いましたが、課税されませんでした。一般的な書籍類も課税されないみたいです。(ノートブックやその他専門書は課税される)

5%:インド人が日常生活で頻繁に使うもので加工されたもの

321項目以上あります。大雑把にとらえると日常生活で頻繁に使うもので加工されたものです。
課税の対象になるものは0%の事例で紹介した動物類や果物・野菜類に関して加工されたものが該当します。
例えば冷凍された、もしくはドライされたマンゴーやぶどう等があげられます。
また果物であって調理されていなくても砂糖や甘味料が加えられたものも対象になります。
コーヒー豆は課税対象外ですが、コーヒーやティーは課税対象になります。

12%:インド人が普段口にしないであろう加工食品類、一般的な生活用品、衣類

285項目以上あります。インド人が普段口にしないであろう加工食品類があげられます。バターやチーズ、パスタ、ソーセージ、ビネガーや砂糖で漬けられた果物・野菜類、州政府で運営されている宝くじ、文房具類(彫像等含む)、おもちゃ類、農機具(くわやすきなど)、生地を利用した製品(テーブルクロス等)、LEDランプ等。衣類を購入した時に12%課税されました。

18%:機械類、ぜいたく品等

607項目以上あります(多い!)
チョコレートやココア製品、ケーキ、アイスクリームといった類、石油製品、化学製品、花火、ライター、金属製品関係(廃棄物・スクラップ含む)、セメント製品(廃棄物含む)、特定用途のはさみやナイフ(理髪者や機械等)、機械類、ビデオレコーダー、楽器(マラカスやカスタネット他)、消臭スプレー類、TV・PCモニター(32インチ以下)

xiaomiのイヤホンやモバイルバッテリーを購入した時に18%でした。

 

レシートはこのように記載されています。赤枠が5%、黄枠が12%、青枠が18%です。
項目的に18%が多いです。お店に行って品物を買う場合はだいたい18%ととらえて、次に5%、12%が多いのではないでしょうか。外で販売している商品であればたいていGST税がかかっておらず(0%)、またGST業者でもないので安く買うことができることでしょう。(購入したいかどうかはさておいて)
次で紹介しますが、28%のGST税はほぼありません。一般的にほとんど買わない高価な製品に課税されるととらえればよいのではないかと思います。

28%:富裕層向け家電製品、ぜいたく品

36項目以上あります。少ないです。エアコン、食洗器、ヨット類やプライベートジェット、ピストル、タバコ関係。
エアコンが宿泊先であまり見かけなかったり壊れたまま放置してあるのは、税金が高いからではないでしょうか。(ゲストハウス(PG)のエアコン修理してくれないかな)

ちなみに日本貿易振興機構、2018年7月の「インド物品・サービス税(GST)アップデート」によると白物家電 (冷蔵庫、洗濯機、ミキサー、ジューサー、掃除機、アイロンやTV)やトイレ用スプレーや化粧品、香水等が28→18%に税率が下がっています。
中流層が増えてきて、税率を下げて購入数を増やした方が結果的に税収が多くなるからでしょうか。

ますますインドでの生活が豊かに過ごしやすくなってきそうです。

下記サイトを参考にしました。時間があれば見てみてください。
大抵外食であれば5%(ホテルに併設されているレストランは12%)、他はたいてい12%だったりしますが、サービスに関する税率についてはまた後日まとめてみたいと思います。

 

https://cbec-gst.gov.in/gst-goods-services-rates.html
https://www.jetro.go.jp/world/asia/in/invest_04.html

以上記事を読んでいただきありがとうございました!
ダンニャワード!

 

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