ナマステ!
6月の第一週に、独自開発がある程度進んだのでリフレッシュのために1週間ほど北インドに旅行に行ってきました!
飛行機が苦手なのでほとんど利用しませんが、インドは世界で7番目に国土面積が大きな国です。 ちなみに鉄道の全部の長さ合計は世界で4番目といわれています。
しかし南のバンガロールから北部のデリーまで陸路で行こうとすれば早くて35~40時間かかります。 実際往復で移動に4、5日かけるのは現実的でないため飛行機で移動しました。
正直インドの航空会社、飛行機のクオリティってどうなの?と思われるので記事にしたく思います‼
Indigo航空の基本的な会社情報
本社はデリー近郊のグルガオンというビジネス街に本社があります。 2006年に設立され、もうすぐ15年目になる新鋭の企業です。 しかしインド国内における利用者のシェアは2018年度で49.9%とほぼ利用者の2人に1人がIndigo航空を利用しているすごい会社です。
時間にルーズなインドですが、2017年度ではなんと世界4位の定時運航率81.2%という驚異的な数字をたたき出しています。(1位は日本航空、2位は全日空、3位はデルタ航空。いずれも80%台)
https://www.traicy.com/20180105-oag
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/181012/mcb1810120500001-n1.htm
2018年度は2018年3月末の年次報告書によれば定時運航率は83.1%。フライトキャンセル率は0.92%です。
OAG定時性ランキング2018年版6位に落ちていますが、それでも健闘しています。(上記の数字と異なる原因が気になります)
OAG定時性ランキング
また航空機ビジネスとしては
飛行機は一度の燃料で、できる限り乗客を乗せて目的地に飛ばすことが望ましいです。
それを数値化した搭乗率は2018年度は87.4%でした(2017年度は84.8%)
その他にも
Indigoのホームページ記載ですが、インド国内54か所、海外18か所、合計72か所に向けて1日に1300便以上運航しています。
インド国内
インド国外へは東南アジア、中東、ヨーロッパへ行くことができます。
2018年3月末時点のIndigoの年次報告書によれば
エアバス社のA320ceoタイプが121機、A320neoが32機、エアバスやボーイングに比べると知名度が低いですがATR社から6機、合計159運用しているLCC(Low Cost Carrier)です。
2005年にA320を100機、2011年にA320neoを180機、さらに2015年にA320neoを追加で250機発注しています。エアバス社としては前代未聞の受注だそうです(受注が完了していないため、これからさらに機体が増えます)
2018年度売上高は約2,397億ルピーです。(日本円にして約3800億円です。航空券売上高が約1994億ルピー、機内販売が約258億ルピー、その他金利等収入で約95億ルピーとなっています。50億ルピーほど合わない...。)
wikipedia IndiGoより
ちなみに
・現状ではエアバス社のA320ceoタイプが128機、A320neoが81機、A321neoが5機、ATR社から17機、合計231機運用している
上記より2019年度中にA320-200を7機、A320neoを49機、A321neoを5機、ATR11機受領したようです。
日本企業でいうピーチ航空(Peach・Aviation)みたいなものでしょう。 Indigoに比較すると保有機材は少ないです。
エアバスA320-200シリーズ(A320-214/180席) 25機 エアバスA320-200シリーズ(A320-214WL/180席)1機 wikipedia Peach Aviationより
Airbus 320(neo)とは
ワシントン・ポスト誌は、エアバスA320において重大事故が発生した確率は約8000万回のフライトあたり10回(0.0000125%)で、ライバル機であるボーイング737(1億7500万回のフライトあたり75件、約0.0000417%)に比べ、統計上は事故の確率が低いことから、「安全な航空機」であると評している
wikipedia エアバスA320より
飛行機はエンジンが2つ装着されており、片方が停止しても飛行するようになっていますが、バードストライクにより両方停止する事故が過去に存在しました。それにもかかわらず川にうまく着陸することで乗客全員を生存させることができた事件があります。俗にいう「ハドソン川の奇跡」です。映画化もされているので観てみてはいかがでしょうか。
たままたA320機でした。
ほかにもドイツ系ルフトハンザ航空傘下のジャーマンウイングス航空の副操縦士の自殺のため乗客150人が死亡した事件や
インドネシアのエアアジアが墜落した事件や
エジプト上空で飛行中の航空機が爆撃された事件等があります。
しかし基本的に機材による致命的な事故はないようです。
2回乗ってみた感想
機体・機内はきれいです。足も伸ばせます。多少ゆったりしています。
定時運航率が80%程度で、確かに定時運行でした。インドの鉄道で1~5時間ほど遅れることが多々あると聞きます。またいろいろとバスだったりSpiceup academyとは別の習い事で通っていますが遅刻が絶えません。生徒も先生も遅刻するのが日常茶飯事だったりしますが、Indigoは全く遅れませんでした。遅刻がない、飛行機内はきれい、(飲食提供がほぼないため)臭くないとインドらしさがまったく感じられません(笑)
料理のサービスをはじめから申し込み時にしていないため飲食の提供はありませんでした。お金を払えば購入することができます。コーヒーが100ルピーでした。
3週間前の購入であれば往復で12,000ルピー程度(約2万円程度)
1週間前や前日に購入したのでバンガロール→デリー間が1週間前で9000ルピー、バラナシ→バンガロール間が前日で19,000ルピーと高額になってしまいました。
日本のLCCの値段にすると往復で2万円は高く感じますが、距離的に考えるとこんなものかも知れません。
一番安いのがspice jet(スパイスジェット)と言われていますが、機材がBoeing737が多いので個人的には乗りたく思いません(Boeing 737 maxではないにしても)。Indigoは日本のピーチと同じ機材というのがちょっとした安心感があります。
ほかの選択肢として2019年4月に資金難により運航停止になったJet airwaysがあります。中東系キャリアによる救済が考えられますが、優秀な人材が他社に移動したこと、社員のモチベーションを考えると運航再開しても使いたい気になるかはわからないことがあげられます。
ほかにもインド国営企業のAir indiaがあります。日本と直行便があり、スターアライアンスに加入しています。サービスの悪さと赤字の継続、定時運航率の低さ、機材の古さや汚さ等を考えるとやはりindigo に軍配があがるのではないでしょうか。
まだLCCのGoAir などありますが、情報不足なのでわかり次第記事に追加していきます。
乗客率は個人的な感想で9割を超えていました。
一般的に航空ビジネスは一回の搭乗率が多ければ多いほどもうけが増えるので、確かに儲かっている印象を受けます。従業員満足度も高いようですし、2019年の4月に経営破綻したインドのjet airwaysよりも安心感があるのではないでしょうか。
ただ個人的に嫌なのが小型機だからかものすごい揺れる(バラナシ→バンガロール間)
バンガロール→デリー間はあまり揺れなかったです。
海外なのでアナウンスをすべて聞き取れないので不安感がすごいです。
2時間30分程度の移動時間
CAは女性のみ?きれいな人もいる。インド人以外のクルーもいる
キャンセルは国内線であれば出発2時間前、国際線であれば出発4時間前に行えば返金がある。
コルカタ→バンガロールの移動の予定ができなくなったためキャンセルした。
はじめてで海外のサービスなのでキャンセルの手続きは見つけるのが大変だった。ちなみにキャンセル料は国内線は3000ルピー以下、国際線は6000ルピー以下。航空便変更手数料が国内線2500ルピー以下、国際線4500ルピー以下です。
https://www.goindigo.in/travel-information/en/fare-rules.en-fd9bd1d98a5b47909c2518489e0e617c.html
indigoキャンセルについて
キャンセルについてリンクを張っておきます。
キャンセル方法は下記に記載します。
予約画面からEdit bookingに移動して①予約番号と②メールアドレスを入力してください。
キャンセルができたら下記のメールが届きます。
最後にバンガロールからデリーに旅行にindigo 航空で行く子供のyoutube動画をあげておきます。旅している感覚を味わえます。
最後に
以上インド最大のシェアをほこるIndigoをもとに記事にしてみました。
IndigoはInterglobe aviationというグループ企業の一員であり、この企業はムンバイ証券市場において2019年5月末時点で上位47位であり時価総額が6300億ルピーの価値があります。為替相場次第でギリギリ1兆円企業になるかどうかの規模の大企業です。まだまだ鉄道移動がインドでは主流で、これからさらに航空機利用が増えてきますが、個人的にインド株は過大評価されていると思うので実態はもう少し企業価値が下だと思っています。
インドは人口が多いですが、同時に国土面積も大きくどうしても陸路での移動が無理を感じるときがあります。個人的には飛行機には乗りたくありませんが、乗るとすればスターアライアンス加盟のAirIndiaかIndigoのどちらかだと思います。spicejet は2005年設立で若い機材ですが、ほぼすべてBoeing737の機材を使っており、max機もあるのが懸念材料であります。現状致命的な事故はないので今後Boeing社の改善が望まれます。
何かの参考になれば幸いです!ダンニャワード!