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ナマステ!

インドでは目にしない日がないというあちこちで見かけるリキシャについて記事にしていきます。

リキシャとは人力車が語源です。日本から1910年代あたりに持ってこられました。

英語のRickshaw(リクショー)は「リキシャ」を語源とする日本語由来の英単語。

アジア各国へ輸出され、特にインドでは、明治40年代、年間1万台が日本から輸出され、リキシャなどの名前で地元に根付いていたものの、その後、多くはサイクルリクシャー、オートリクシャーに置き換えられた。

wikipedia人力車より

メーカー

インドにおいて3番目に販売されている、インドを代表するバイクメーカーBajaj(バジャージと読みます)がトップシェア国内で6割弱(58.1%、昨年度は5割程度49.5%)、海外輸出製品では7割のシェアを奪う。アフリカや東南アジア、南米に輸出しています。



Bajaj annual report 2018より作成

年間60万台近く製造(市場全体では約101万台、シェアは62.5%、昨年度は約78万台、56.7%、売げ成長率は29.5%になります)

ちなみに他のメーカーをみてみると
イタリアのPIAGGIOグループがシェア2位でアニュアルレポートに2018によればインド国内の2018年度シェアが23.3%、2017年度が26.5%になります。会社としてはヨーロッパ、中東、アフリカに重きを置いています。

PIAGGIOは三輪車シェア2位ですが、乗客用というよりかはほぼ貨物用でしか見ない気がします。

 

シェア3位以降はインドの自動車農機メーカーのMahindra & Mahindra社、Atul社、インド2番目のスクーターメーカーのTVS社がシェアを占めていきます。

https://www.autocarpro.in/news-national/bajaj-auto-takes-57-market-share-wheelers-28579

データはBajaj、PIAGGIO各2018年度annual reportより。

これらのことから、普段目にするリキシャはBajaj製品ということがわかります。
燃費の良さNO1、維持費の安さなどをウリにしています。

 

リキシャの価格・性能他

リキシャは一台あたりの値段は10万Rs~15Rs台が大半です。(16~24万円程度)
LPGやDIESEL、CNG、PETROLタイプがあります。


工学部の知識はないのでわかりませんが、大抵はLPGかDIESELタイプだと思われます。

しかし、これからは電動化EV化見込まれます。インド政府もGST税を軽減することなどにより推進しています。
日本ではテラモーターズがインド市場に電動三輪車を投入しており、またMahindra&Mahindraというインドの自動車・農機メーカーもEV、電動リキシャーの開発で市場参入を狙っています。
テラモーターズ

Sankei Biz 2018年4月24日の記事より

EV化により今後このままBajajがシェアNO1を守れるのか、リキシャ市場がどうなっていくのか楽しみです。

運賃

外国人だとわかるとぼったくってきます。経験上1.5~2倍近く吹っ掛けてきます。

Uberで値段を確認すると半額の値段で行けたりします。そのためすぐに通常価格で乗りたい場合であれば、交渉して乗る必要があります。
だいたい言い値の50%にしろというと無理となるので、言い値の70%ぐらいに落ち着くのではないでしょうか。
今手持ちに少ししかないとか言えば相手も折れてくれます。500ルピーだとお釣りがない可能性がありますので、100ルピーを準備しておきましょう。
交渉する必要があり、面倒なので基本はUberやolaのアプリを使うようにしましょう。

乗り心地

走っている間は風が当たって涼しいです。停まってしまえば暑いです。
物乞いや物売りが道路を歩いていて、お金をせびってきやすいのが難点です

またインドでは重大な交通事故防止のために道に減速させるよう凸(バンプ)をつくっています。

リキシャは軽量ですが、振動を感じやすくでこぼこ道の揺れを感じます。
30分以上かかる場合であればリキシャではなく、普通自動車に乗るようにしましょう。

最後に

以上リキシャについての記事でした。

日本では目にしないものの東南アジアや南アジア圏でよくみます。
ちょっとしたうんちく的な面が強かったかもしれませんが、何かの参考にしてください。
読んでいただきありがとうございました。ダンニャワード!

 

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