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ナマステ!

インドでは果物の生産量が世界で2番目のため、50円程度で安くておいしいフレッシュジュースを飲むことができるという記事を書きました。

野菜に加えてインドは砂糖の生産も多いです。面積が世界で7番目に大きいことが理由でしょう。
砂糖もブラジルに次いで世界で2番目に生産されているためか、インドのお菓子はゲロ甘です。

 

そのためインドではラッシーやフレッシュジュース以外にもサトウキビを絞ったシュガーケーンジュース(sugar cane juice)が露店でよく絞られているのをよく目にすることでしょう。

黄緑色です。ちょっと飲むのに抵抗があるかも...(#^.^#)

以下個人的な考察が入るので興味のない方は読み飛ばしてください。

ブラジルではバイオエタノールとして活用するのと違ってインドでは食用として使うという違いがあります。ブラジルでは人口が2億人とパキスタンについで世界5位ですが、インドはその6.5倍以上のため、また国内需要により転用できないのではないからではないからでしょうか。

また興味深い資料を見つけました。下記にて要約しています。インドが砂糖生産量トップになる可能性が出てきています。

ブラジルのサトウキビ生産量は2018/19年度は約6億3551万トンの生産量が見込まれています。そのうち砂糖の国際価格低迷をうけバイオエタノール生産に仕向けるため、前年度比9.6%減の砂糖生産量は3425万トンになるそうです。サトウキビをバイオエタノール生産に振り分けるため砂糖生産量のトップの座をインドに明け渡す可能性があると示唆しています。

独立行政法人農畜産業振興機構 資料参考

https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_001818.html

先ほどの考察の参考になりそうな資料を見つけました。

 

図2 主要国の生産量、輸入量、消費量、輸出量(2018/19年度)

降雨量が潤沢にあったインドでは2019年度では前年度比2.5%増の3558万トンになり、一方、ブラジルでは乾燥した天候が続いたことに加え、バイオエタノール生産に向けられる量が増えたため、前年比23.1%減の3192万トンになり、インドとブラジルとで生産量が逆転する見込み。

 インドは砂糖の最大消費国であり、2808万トンが消費される見込み。同じく人口の多い中国では1702万トン。ブラジルは1121万トン。生産量の3192万トンとの差が2071万トンがそのまま輸出に向けられると考えられています。生産量の減少が輸出量に直結し、前年度比で33.1%減となる模様。

またインドでは政府が輸出関税の撤廃や補助金の給付を行い、輸出量が17.5%増の305万トンと大幅な増加がみこまれています。インドの隣国であるパキスタンでは少雨による生産減や綿花など他作物への転換などにより、大幅な減少が見込まれているようです。

独立行政法人農畜産業振興機構

https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_001824.html

 

やはりブラジルでは砂糖余りのため輸出しており、インドではほとんどが国内で消化されています。また砂糖という天候に大きく生産量が変動する性質のためバイオエタノールには向けられていないと考えることができるでしょう。

また同じく独立行政法人農畜産業振興機構による古い資料となりますが、ウッタル・プラデーシュ州、マハーラーシュトラ州、タミル・ナードゥ州の3州によって収穫のほとんどがなされています。

その生産は、ウッタル・プラデーシュ州、マハーラーシュトラ州、タミル・ナードゥ州に集中しており、これら3州を合わせるとインド全体の収穫量の70%を占めているようです。

独立行政法人農畜産業振興機構 
https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000077.html

 

  

写真のような店でシュガーケーンジュースが販売されています。機械にサトウキビがいれて汁が絞られます。

このようなシュガーケーン絞り機は1台2~3.5万ルピー程度で販売されています。

バンガロールで飲んだシュガーケーンジュースの機械は約6万ルピー(10万円程度)のようです。(上の段の左から4番目)

 

上記のような機械でサトウキビを絞り汁をシュガーケーンジュースとして飲まれます。

一般的に砂糖は虫歯の原因になりますが、

サトウキビを絞った汁の段階では虫歯予防になるなど、健康に対して良い12の効用があります。便秘予防だったり、食べ物の消化を良くしたりがん予防に良かったり、美容に良かったりするようです。低GIのため肥満防止につながったりや糖尿病発症リスクを抑えることができるようです。

下記でも書きますがインド人は腹がでている肥満の人や糖尿病患者が多いから本当かと疑わしいです(笑)

日本で目にする白砂糖は工業的に精製されてしまっており、健康には良くありませんが、自然のサトウキビは健康によいということなんでしょうか。

砂糖との因果関係があるかわかりませんが、インドでは成人の11人に1人が糖尿病2種の患者(未診断者含む)であるとの報告書があります。
高カロリーなカレー料理が原因だったり、あまり運動しないことが原因かもしれませんが、インドでは糖尿病の方が多いみたいです。実際に腹がでている人を良く見かけます。明らかに肥満の方が多いです。

私は甘いもの好きなのでインドでのフレッシュジュースもシュガーケーンジュースもおいしくいただけますが、長期で滞在するので糖尿病に気を付けたいと思います。

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