スポンサーリンク

ナマステ!

アメリカとの貿易戦争もあり中国のスマートフォンといえばファーウェイが世界的に有名ですが、インドでは有名な中国のスマートフォンメーカーはファーウェイではありません。

インドではmiと書かれた看板をよく見かけ、大勢の客で賑わっているのを見かけたので記事にしてみました。

シャオミ(Xiaomi)とは

インドのスマートフォン市場でシェアを獲得し1位になったシャオミ(Xiaomi)という中国企業があります。

 

 


https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prAP44856419

シャオミ(Xiaomi)は中国におけるアップルと呼ばれているそうです。

小米科技(Xiaomi、シャオミ[1][2][3])は、中華人民共和国北京市に本社を置く総合家電メーカーで、2010年4月6日に雷軍によって設立された。

2010年代以降に世界的な大手メーカーとして生き残った携帯電話メーカーは、多かれ少なかれアップル社に倣ったマーケティング手法を取ることになったが、2014年当時、まず新興のシャオミが露骨にアップルを意識したマーケティングで大手メーカーに成り上がったため、メディアではしばしばアップルと比較された[2][4]。当時のシャオミの主力製品であったハイエンドスマホの小米シリーズはiPhoneと同等のスペックをアピールしながら、端末の価格はアップルよりもかなり安かった[6]。マーケティングをオンラインのみに絞ることで流通や販促費に金をかけず、端末を原価に近い価格で販売し、アクセサリやサービスで利益を得るという、Amazonと同じ手法で利益を得ている
wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%B1%B3%E7%A7%91%E6%8A%80

テレビやドローン、ルンバのような掃除機等家電製品も幅広く手掛けています。


5/1(バンガロールは祝日)にセールだったのか近所のシャオミの店内に30人以上の携帯電話を買う人の列ができていました。


買い物からの帰りらしくシャオミの買い物袋を持っていた人に購入品を見せてもらいました。7000ルピーで購入したとのことだそうです。

スマートフォンは値段の割にスペックも高く(RAM3GB、32GBで10,000ルピー程度)、モバイルバッテリーも20000mAで2000ルピー未満で購入ができ、コスパの良さに圧倒されました。

スポンサーリンク

インドのスマホユーザーの2人に1人は中国メーカー、4人に1人は韓国メーカーのスマートフォン利用者

話がそれますが、自動車のスズキはインドでは大きな存在感を示しており、50%のシェアを握っています。

しかしインドのスマートフォン市場はスズキのように中国製品が大きな存在感を示してきています。実際にシャオミの伸び率は異常です。(2016年度第4四半期では10.7%が、2017年度第4四半期26.8%に上昇しシェアトップに)

2018年第4半期にはスマートフォンマーケットシェアに関して中国系のスマホのシェア率が半数(Xiaomi28.9%+vivo9.7%+Realme7.5%+OPPO7.1%合計53.2%)に占めるようになりました。

つまりインドのスマホユーザーの2人に1人は中国製スマホメーカーの商品を利用し、4人に1人は韓国メーカーです。

 

 

 

スポンサーリンク

シャオミ(Xiaomi)がますます儲かる構図

現在インドにおいてスマホ保有者は3.5億人程度と推定され、2022年には倍の8億人に上ると考えられています(ほとんどの保有者はフィーチャーフォン(ガラケ)ユーザー)。このまま中間層が増え、購買客が増えてくることでスマートフォン保有者が増えることが考えられます。そうなると必然的にシャオミの売り上げも伸びるでしょう。またシャオミのブランドを活かしてそのまま他のテレビやスマート家電、携帯周辺機器の認知度売り上げが伸びると考えられます。またその他の家電製品業界に参入することも考えられます。

https://economictimes.indiatimes.com/tech/hardware/india-to-have-over-800-million-smartphone-users-by-2022-cisco-study/articleshow/66917976.cms?from=mdr

https://www.cisco.com/c/dam/m/en_us/solutions/service-provider/vni-forecast-highlights/pdf/India_Device_Growth_Traffic_Profiles.pdf

https://www.pwc.in/research-insights/2018/propelling-india-towards-global-leadership-in-e-commerce.html

最後に

インドにおいて家電製品はmicromax(マイクロマックス)という地場企業が有名ですが、日本の家電メーカーの知名度はそこまでないように感じられます。またシャオミの事例のようにスマートフォンのブランドから家電製品に移行されてしまえば、さらに日本企業のシェア獲得は難しくなってしまうのではないかと危惧を感じています。

インドにおいて2輪車、4輪乗用車においては日本企業のブランドは確立していますが、家電メーカーに関しては早めに日本企業が認知度を上げておき、他企業が参入しにくい体制を作り上げておくべきではないかと考えました。

 

おすすめの記事